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理事長基本方針

一般社団法人 諫早青年会議所

2021年度 基本方針

【スローガン】

進取果敢

~変化を恐れずその一歩を踏みだそう~

第57代理事長 松藤 健一

【はじめに】

新型コロナウイルスの影響は世界各国に広がり、我々の生活に甚大な影響を与えています。人の行動の停滞により経済活動が抑制され、種々様々な方面にその悪影響が拡大し、今までに経験したことのない先行きが不透明な状況となっています。この状況はすぐに改善せず、元の状況に戻るには長期的な視点が必要と言われています。しかしながら、いつまでも下を向いているわけにはいきません。我々には家族・仲間・会社・地域社会など守るべき大切なものがたくさんあります。現状を悲観的に捉えず、変化せざるを得ない状況を、時代に即した形へと変革できる絶好の機会であると前向きに考え、行動をしていかなくてはなりません。戦後の厳しい時代に復興へののろしを上げた青年会議所の諸先輩方のように、厳しい時代の中でも「明るい豊かな社会」の実現のために、先を見据え、今何が必要なのか熟考し、変化を恐れず、青年会議所らしく新しいことに果敢に挑みたい。そうした想いから、2021年度は「進取果敢」~変化を恐れずその一歩を踏みだそう~をスローガンに掲げ、情熱を持って果敢に挑戦をして参ります。

【地域共創による地域課題解決への挑戦】

日本は急速な少子高齢化の進行により、年間50万人とも言われる人口減少社会を迎えました。今後ますます少子高齢化は進行し、生産年齢人口の構造の変化や都市への人口流出、経済・社会の持続性の低下による悪循環によって、地方はさらに厳しい状況に陥りかねません。我がまち諫早においては、新たな産業団地の整備、新幹線や幹線道路など交通インフラの整備、諫早駅前や栄町の再開発などによって、雇用や交流人口の増加への期待が高まっています。一方でまだまだ解決するべき地域の課題があります。人口の減少や流出をはじめ、相対的貧困の拡大、子育て環境の充実、高齢者の包括的支援、地域コミュニティーの再構築など、どれも一朝一夕で解決できるものではありません。しかしながら、我々はこうした課題に対して英知とそれぞれの専門性や技術を活かして、もっと真剣に取り組むことができるのではないでしょうか。もちろん我々の力だけで課題を解決することは容易ではありませんが、地域社会の中で活動している団体や個人との連携によって、より大きなより良い変革を起こすことができると考えます。地域社会の方とも協同し、自分たちの住む地域を自分たちの手で共に創っていきましょう。

【20名会員拡大への挑戦】

青年会議所には、活動できる年齢が40歳までという決まりがあり、その歳を迎えると卒業しなくてはなりません。そのたびに新陳代謝を繰り返し、時代に即した組織へと生まれ変わるという素晴らしい特徴があります。しかしながら、新たな会員の入会がなければ代謝ができずに組織は衰退の一途をたどってしまいます。この課題に会員一人ひとりが危機感を持って真摯に向き合い、会員拡大に努めていかなければなりません。会員の拡大すなわち地域のリーダーの育成は、諫早青年会議所の発展、ひいては地域の発展のためには欠かすことができないものです。入会することが目的とならないよう、その先のビジョンを共有し、一緒に汗をかける仲間を増やしていきましょう。私自身入会をしていなければ、出会わなかったであろう業種の方、入会して再会できた仲間もたくさんいます。これも入会という「縁」がなければ得られなかったものです。この「縁」を大切にし、一生涯で心から仲間と呼べる人に出会えるように、我々の魅力を果敢に伝播していきましょう。

【全会員の成長による強靭な組織への挑戦】

我々は、会員が少ない状況にあっても高い質を保った活動、運動を展開していかなければなりません。そのためには、会員一人ひとりが青年会議所のビジョンを共有し、青年会議所会員(JAYCEE)としての意識を高め、成長をしていかなければなりません。またそれに留まらず、青年経済人として幅広い視点で様々な分野の知識や能力を身につけ、知見を広げることも必要です。一人ひとりの成長が、組織をより強く強靭にすることにつながります。一人の会員が100歩成長するのではなく、会員全員で一歩でも成長を成し遂げ、自律し、能動的に活躍できる強靭な組織へと発展させていきましょう。

【新たな時代を見据えた青少年育成への挑戦】

時代は我々が過ごした青少年時代から大きく変化し、今とてつもない早いスピードで移り変わりつつあるのではないでしょうか。ICTの進化に留まらず、ロボット技術、IoT、また5Gといった高速情報通信技術の発展や、ビッグデータを利用したAIの進歩は目覚ましいものがあります。2045年にはAIが人知を凌駕する時代が来るとさえ予測されています。実際に10年前まででは考えられなかった、自動車の自動運転技術やスーパーの自動レジなどに代表されるように、ロボットとAIによって現代の職業の多くは今後職業として成立しないとも言われており、私たちの今までの当たり前が、当たり前でなくなる時代となります。そうした、時代が加速度的に変化し、先行きが見えにくい現代の子どもたちに対して、将来自分には何ができるのか、何が求められているのかを子どもたち自身で考える力を養うことが必要だと考えます。新たな時代を見据えた青少年育成について我々は何ができるのか真剣に向き合っていきましょう。

また、世界で新型コロナウイルスが終息すれば、国として再度観光立国を掲げ、多くの外国人が観光客として、また生産年齢人口の減少を背景に労働者として日本を訪れることになるでしょう。すでに私たちの日常として、コンビニエンスストアや作業工事現場などで外国人労働者の方を見ない日はありません。そうした背景から、子どものころからグローバリゼーションへの意識を高める必要があると考えます。そして、諫早レッズ球団/諫早ボーイズの活動を支援し、スポーツを通じて青少年の心と身体を育成する事業にも取り組み、切磋琢磨し成長できるように促していきましょう。

【より質の高い会議への挑戦】

青年会議所の事業・運動の根幹は総会、理事会をはじめとする会議です。資料の準備や会場の設えなどの凡事徹底によって実施される質の高い会議からは、より良い事業の構築がなされます。さらに、現代の通信システムやICTを有効活用し会議を効率的に実施し、生産性を高めるなど状況に即した形で運営をしていかなければなりません。また、組織としての体制を守るためには、一つ一つの規則やルールを守ることはもちろん、コンプライアンスを遵守しなければなりません。青年会議所の名のとおり、質の高い会議を実施していきましょう。

【持続的な共感を呼ぶ広報への挑戦】

我々の生活の中でインターネットは普遍的なものとなり、スマートフォン等の普及によりSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)がメディアとして確立し、誰でも簡単に情報の発信ができるようになりました。しかしながら、現代の情報社会の中では、無数の情報の中に埋もれてしまい、本当に伝えたい相手へ伝わらず、ただの情報伝達に留まってはいないでしょうか。我々の活動・運動を伝えるためには、やみくもに情報を発信するのではなく、綿密な広報戦略が必要です。また、継続的で効果的な広報は組織のブランディングを高めるためにも必要です。今ある広報のあり方を検証し、多くの方に諫早青年会議所の情報を効果的に発信し、我々に共感できるファンを獲得していきましょう。

【当事者としてのSDGsの推進への挑戦】

2015年に国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は、持続可能な社会を実現するために2030年までに世界が目指すべき目標として17のゴールを掲げています。世界は人類共通の目標に向かってシフトしており、すでに多くの国で実践され、日本でも企業や団体で取り組みが始まっています。地球温暖化など環境問題や世界の経済格差の是正、教育機会の均等化、ジェンダー平等、インフラ整備や、医療体制の充実など取り組むべき課題は多くありますが、この問題を次世代に残していいのでしょうか。先延ばしにすれば解決に至るのでしょうか。私はそうは思いません。今地球に生きる私たちだからこそ、当事者としての意識を持って関わることが必要ではないでしょうか。我々にできることを果敢に取り組んで参ります。

【さらに愛される文化施設への挑戦】

諫早文化会館は約40年前の開館以来、音楽、美術、文化芸能、諸大会の開催など老若男女に愛されてきました。8年前に諫早青年会議所が指定管理を受託し、クリスマス映画祭やスマイルフェスティバル、諫早市内小学6年生を対象とした劇団四季のミュージカル鑑賞などを実施してきました。これからも、会員の英知・経験を活かして諫早文化会館が諫早市の文化発信の拠点として、いっそう市民に愛される文化施設となるよう運営を行って参ります。

【結びに】

我々は今、歴史上でも大変な時代を生きています。今までの常識は現代の非常識となりうる今、何故、何のためにこれが必要なのかを考察し、今までの固定概念を取っ払い、新たな仮説をたて、実践・検証に取り組みましょう。我々には志を同じくする仲間、心強いOBの方々、そして地域の方がついています。恐れずに新しいことに果敢に挑戦をしよう。もちろん失敗することもあるだろう。だけど、失敗から学ぶことの方が多い。青年会議所での成功はできないかもしれないが、成長は間違いなくあると信じる。さあ、恐れることなくその一歩を共に踏みだそう。

基本方針

1、地域共創による地域課題解決への挑戦

2、会員20名拡大への挑戦

3、全会員の成長による強靭な組織への挑戦

4、新たな時代を見据えた青少年の育成への挑戦

5、より質の高い会議への挑戦

6、持続的な共感を呼ぶ広報への挑戦

7、当事者としてのSDGsへの挑戦

8、さらに愛される文化施設への挑戦