理事長基本方針

一般社団法人 諫早青年会議所
2024年度 基本方針

【スローガン】

諫早青年会議所ここにあり

【はじめに】 

 「JCが元気な地域はまちも元気だね」

ある方が私に言ってくださった言葉です。

その方が、とある駅前で青年会議所の法被を着た若者たちが町おこしのイベントを行っており、その活気を実際に見て感じて、言ってくださったその言葉は、青年会議所運動により周り人の心が動かされたということに他ならず、JC宣言文にもあるように「希望をもたらす変革の起点」が波及していき、小さなことからでも「社会の課題を解決すること」で持続可能な地域を創ることを誓っている青年会議所活動運動の本質と考えます。

 私たちは、社会や地域から私たちに求められているもの、諫早青年会議所だからこそできることを考え、地域課題解決に向けて事業を構築し、私たち自身が成長しながら明るい豊かな社会の実現に向けて邁進していかなければなりません。

今年度のスローガンを「諫早青年会議所ここにあり」としました。これは、JC運動を行うにあたり、会員には事業を構築する段階から諫早青年会議所の看板を背負っているという自覚を持って活動してほしいという想いと、「諫早青年会議所」、「諫早青年会議所が開催する事業」などを多くの諫早市の皆様、さらには長崎県、九州、全国の皆様に広めていき、知っていただきたいという思いから掲げました。 

諫早青年会議所は、このまち諫早の青少年育成、まちづくりについて考え、行動に移し、諫早市がもっと元気になる事業を構築していかなければなりません。そして、私たち自身が青年会議所活動を楽しみ、自信を持って事業を展開し、多くの皆様に愛される団体を目指して参ります。

【創立60周年を迎えるにあたって】(周年室)

諫早青年会議所は1964年に日本で298番目のLOMとして誕生し、創立から今日まで数多くの事業を開催し、引き継がれ今年度で60周年を迎えます。

また一つの大きな節目を迎えますが、日頃より多大なるご協力を賜っております地域の皆様、関係各所の皆様、OBの皆様に感謝の意を示し、今後とも継続して私たち諫早青年会議所に理解を深めていただけるよう精進して参ります。

諫早青年会議所は半世紀以上もの長い年月に渡り、先達より引き継がれてきた実績をここで再度振り返り、また新たな一歩を踏み出せる機会といたします。また、今後も私たちが暮らす諫早市がさらに盛り上がるような事業を開催し諫早市に寄与できるようにいたします。

【存続していける組織となるために】(拡大室)

私たち諫早青年会議所会員は、明るい豊かな社会の実現に向けて邁進していかなければなりません。今後も諫早青年会議所の運動を継続していくためには同じ志を持つ多くの仲間が必要です。

まずは、多くの方に諫早青年会議所のことを今以上に知ってもらえるよう活動し地域の皆様の賛同を得る必要があり、会員の拡大を成功させるには魅力ある組織となることがポイントだと考えます。

地域の皆様を巻き込み、地域の青年を盛り上げ、魅力あふれる諫早青年会議所を目指しましょう。

人が集まれば組織も元気になり、それが諫早市に波及できればまちが活気に満ち溢れるはずです。

諫早青年会議所が諫早市のために今後も活動を継続していける組織となるように会員拡大に努めて参ります。

【より良い情報発信を行うために】(広報室)

何事にも多くの情報を発信すれば良いのか、または、見映えだけの情報を発信すれば良いのか。どちらも広報の手法の一つですが、一番は、伝えたい情報がしっかりと伝えたい相手に届いているかということが大事だと考えます。

良い事業を開催しても、開催していることが伝わらないと意味を成し得ません。伝えたい情報を整理し、伝えたい相手に届くよう広報活動を行って参ります。また、本年度は60周年を迎えるにあたり記念誌を発行し、諫早青年会議所の60年の歩みを次代へとつなげられるようにいたします。

2024年度スローガン「諫早青年会議所ここにあり」、と諫早青年会議所の事業を伝えたい相手である多くの皆様に知ってもらえる広報を展開して参ります。

【活気あるまちづくりについて】(地域委員会)

近年諫早市は、西九州新幹線の開業で諫早駅周辺が発展し、久山には野球場・サッカー場が新設されたスポーツパークいさはやや、長崎県立総合運動公園にはトランスコスモススタジアム長崎が改築され、隣接して内村記念アリーナができました。

そして諫早市の今後については、産業団地や国道沿いに企業誘致が決定し、南諫早産業団地の整備や、道路の整備などが実施され、それに伴い人口の増加が見込める状況であり、さらに諫早市は2025年に市町村合併から20年を迎えます。地域としては今後益々発展の可能性を秘めています。

しかし、駅前の発展やスポーツ施設の充実化の成長を遂げている諫早市でありますが、人口の増加が見込めると言えど、諫早市の人口は年々減少しており、長崎県全体でも都市部への人口流出が進んでおります。その他にも、普段の生活では目には見えないところにも地域には多くの問題が存在しているはずです。

また、新型コロナウイルスの蔓延により諫早市もまた、人が多く集まるイベントの自粛やその他活動が抑制され、大きなダメージを受けてきました。

私たち諫早青年会議所がリーダーシップを発揮し、コロナ明けと言われるこの時代を地域の皆様とともに明るい豊かな社会の実現に向けて進んでいけるように取り組んで参ります。

諫早青年会議所が地域の皆様を巻き込んだ事業を開催することで、地域が活性化し、諫早市のより良い未来を切り拓く一歩となるように諫早を盛り上げていきましょう。

【青少年育成について】(青少年委員会)

昨今はテレビゲームや携帯電話など電子機器の発達により、あまり外で遊ばない、外で遊ぶよりもコンピュータゲームで遊ぶ方が楽しいという子どもの方が多いと聞きます。

コロナ禍の影響で外出が減少した経緯もありますが、実際にデータとして外遊びの子どもが減っていると調査結果が出ており、外遊びの減少は子どもたちの体力、運動能力の低下にも影響が出ている言われております。

室内遊びでテレビゲームなどに触れるということはAI社会の発展による時代の変化で今後の子どもたちの学びや、就職に向けて大切なことなのかもしれません。教育でもSociety5.0の到来に向けて子どもたちが「情報活用能力」を学んでいく学習指導要領となっております。外で遊ぶ機会が減少しているそんな世の中だからこそ、子どもたちには外で遊び学ぶ楽しさを知り、郷土の自然と触れ合い、諫早という地域についても詳しく知ることが諫早で育つ子どもたちに対する青少年育成の一助になると考えます。

子どもたちが郷土愛を育み、実際に体を動かし、自然の中で1人ではできないことも仲間と共同し何かを成し遂げることで達成感を得られ、将来諫早の良さを語れる大人になって欲しいと願います。

さらに、本年は諫早青年会議所創立15周年記念の際に創立した小中学生の硬式野球チーム諫早レッズ球団/諫早ボーイズが創立45周年を迎えます。現在は、小学生団員数が減少しており、人数不足のため球団の存続についても厳しい状況です。

私たちはこの歴史ある球団を存続させるために行動していかなければなりません。諫早青年会議所は5年毎の節目の年に九州の硬式野球チームの参加を募り記念大会を開催しております。本年度も大会を開催し、諫早レッズ球団/諫早ボーイズを盛り上げて参ります。

【青年会議所会員としての心構え】(JC研修委員会)

 青年会議所は運動を起こす際に、事業計画を立てます。まず、何が問題で事業を計画したのかの「背景」、次に、事業の「目的」とは何なのか、そして、どのような「手法」で問題を解決するのか、最後に、その手法を行うことによって目的が達成され問題が解決されたのか「成果」の「検証」をします。

 冒頭にも記載しました活動運動の本質とは何なのか、青年会議所の成り立ち、なぜ運動を起こすのか、事業を構築するにあたり背景・目的・手法・成果の検証がなぜ大切なのかを理解し計画し行動に移すことが重要です。

 今一度、私たちは、なぜ青年会議所活動運動を続けているのか、運動の指針とは何なのか、JCIクリード、JCIミッション、JCIビジョン、JC宣言文、綱領を理解し、今後のJC活動に自信を持って取り組める組織となることを目指します。

 

 そして、入会3年未満のアカデミーといわれる会員にも、JCについて深く学んでいただき、これからの青年会議所活動をより良く過ごしていただきたいと考えます。

 また、青年会議所は、「修練」「奉仕」「友情」を三信条とし、運動を展開しております。

修練は「トレーニング(個人の修練)」、奉仕は「サービス(社会への奉仕)」、友情は「フレンドシップ(世界との友情)」を意味し、私たちはJC運動を通して青年経済人として成長できるようになっております。

地域のリーダーとして活躍できるように私たち自身が青年会議所とは何なのかというところから学び、青年会議所活動運動を通して各個人が成長することで組織が成長し、今後も諫早市に寄与できる団体でいられるよう尽力して参ります。

【会員の意欲向上について】(会員のための事業)

より良い組織の構築には会員同士がお互いを良く知り、仲良くできる環境が必要です。自分自身が楽しまないと周りも楽しいとは思えないですし、諫早青年会議所会員自体が楽しそうに活動していないと新しい仲間が増えるわけがありません。楽しむことだけが全てではないですが、厳しい中にも「楽しい」を見つけてほしいと考えます。

より良い組織構築のために、自分たちに足りない何かを発見し、会員の意欲を向上できる会員のための事業を構築することが次代の諫早青年会議所を支える一助となるはずです。

【諫早青年会議所の活動の根幹について】(事務局)

諫早青年会議所は、会員の年会費や公的補助金などを事業費として活動・運動を展開しております。

年会費を使用しておりますので、会員には自身の成長のため、組織の成長のためにも本年度も諫早青年会議所の事業はもとより、長崎県内及び長崎県外で開催される事業にも参加していただきたいと考えます。

家庭や仕事その他忙しい中、JC活動に励んでいる会員に対して対内の情報を事前により良く発信・伝達し、何事にも参加してもらえるような環境づくりが必要だと感じます。

定例会についても、理事会内容の報告や、各委員会の活動内容発信の場を増やし、参加した会員がその時の組織の活動状況や方向性を知っていただくことで理解を深め、会員同士が連携し、手と手を取り合える組織づくりを行って参ります。

 コロナ禍明けと60周年という周年時期と相まって、諫早青年会議所の開催事業も多くなり、長崎県内外の青年会議所の事業も多く開催されることが予見されます。多忙な年であるため少しでも会員が参加しやすい体制を構築していきたいと考えます。

【結びに】 

 コロナ禍は青年会議所として、事業を開催しようにもどうにもできない時期がありました。その中でも自分たちができることを考え実行してこられた先達を見て参りましたし、共に活動して参りました。

私たちはその先達の雄姿を胸に、コロナ明けのこの時代を一生懸命活動していく所存でございます。

現在、諫早青年会議所は約40名で構成されております。一時期は100名を超えていた会員数と比べると減少している状況ではございますが、それでも地元諫早市をもっと盛り上げるために何ができるのかを必死に考え、活動運動を行い、多くの皆様に「諫早青年会議所ここにあり」と思っていただけるように会員一同邁進して参ります。

基本方針

1.60周年事業と記念式典の開催

2.会員拡大運動の実施

3.より良い広報活動の展開と60周年記念誌の発行

4.地域を盛り上げる事業の開催

5.青少年育成事業の開催

6.諫早レッズ球団/諫早ボーイズ創立45周年事業の開催

7.研修・アカデミー事業の実施

8.会員のための事業の実施

9.参加しやすい組織となるための運営